賃貸マンションを国産畳で表替
国産の畳表にこだわった賃貸マンション和室の施工事例をご紹介します。
賃貸物件で使用する畳の多くは、安い中国産のものが大半かと思います。しかしこちらの物件では、オーナーさん・イ草農家さんの協力のもと、国産の畳を施工させて頂きました。
弊社で施工させて頂く国産のイ草がなぜよいのか? と言いますと、まず第一に残留農薬の検査をクリアし、着色などされていない体にやさしい製品だということ、そして生産者が分かることかと思います。
中国産のような輸入物ですと、どうしても生産・加工の過程が不透明で、一抹の不安が残ります。
賃貸物件でも、特にファミリー向けの物件ですと、小さなお子様のデリケートな肌はそのような刺激に敏感ですので、国産の畳表を使用しているということは、それだけで入居者様の印象が上がるのではないでしょうか?
といっても国産の畳表は、輸入物に比べて高い物。
オーナー様にとっては手が出しにくいものであるのも正直なところです。
そこで、イ草農家さんにご協力いただき、国産の畳表をある工夫で出来るだけ安価に仕上げて頂き施工させて頂きました。
国産畳表を出来るだけ安価に仕上げる工夫
イ草の品質はその長さで変わります。
長ければ良質な部分を長くとることが出来るので上級短いと先端や末端近くまで使うことになるので色味が落ちたりすることで中級・普及と安価になって行きます。
ただ、安価なものになるとやはり耐久性に問題が出てきます。ですので、国産で短めのイ草を使用し、耐久性の高い細かな目が特長の目積織と言う織り方の畳表を入れさせていただきました。
今回は、目積織の中でも市松織という市松模様が美しい畳表を入れさせていただきました。
施工前後の和室の様子
下の写真は施工前の和室の様子です。
施工後、イ草の香りがうれしい美しい和室になりました。
これで、小さなお子さんがいるご家庭でも安心してご入居頂けるおすすめのお部屋が出来上がったのではないでしょうか?
是非国産の畳表を楽しんで過ごしていただければと思います。