8売買契約を結ぶ
重要事項説明を受け、納得したらいよいよ契約。
いったん契約を結ぶと簡単に解除はできません。
重要事項説明書と契約所を突き合わせながら最終確認を行いましょう。
手付金について
契約の際、手付金を支払うことが一般的です。
手付金には
- 証約手付
- 解約手付
- 違約手付
の3種類があり、一般的に不動産売買契約では(2)の解約手付として授受されます。
(民法でも特定の定めがない場合は解約手付と推定するとされている)
手付の種類 | 手付の性質 |
証約手付 | 契約の締結を証する目的で授受 |
解約手付 | 手付の放棄または倍額を返すことで契約の解除が可能 |
違約手付 | 契約違反の場合は没収される |
手付金の金額は、一般的に物件価格の5%~10%が目安ですが、基本的に売主と買主が決めるため、目安よりも高くなることがあります。 ただし、売主が不動産会社の場合、手付金は物件価格の20%以内と定められています。
売買契約時に必要なもの
- 手付金
- 印紙…売買契約書に貼る。代金が1,000万円超5,000万円以下の場合、印紙代は1万円。(平成30年3月31日まで)
- 印鑑…実印を求められることが多い
- 不動産会社への仲介手数料
- 本人確認書類
9引き渡しを受ける
新築物件の場合
引き渡し前に完成した住宅の仕上がりを確認する内覧会が行われます。
内覧会の所要時間は1時間半~2時間程度が一般的。
内覧会のチェックポイントを確認しましょう。
- 建物は契約通りに仕上がっているか
- 内装材や建具、住宅設備などが契約通りになっているか。
- 図面との差異
- 収納のサイズ、ドアの位置、コンセントの数など図面と違うところはないか。
- 仕上がり具合
- 建具の開閉はスムーズか。壁材や床材、天井などの端や継ぎ目の処理はきちんとされているか、傷はないか、を確認。 給排水管の点検口や床下(一戸建ての場合)も覗き、中がキレイかどうかもチェック。
問題がなければ住宅の仕上がりを確認した旨の書類に署名・押印し内覧会は終了します。
不具合が見つかった場合
引き渡しまでにきちんと直してもらうよう依頼します。
図面と異なる場所を見つけたら、担当者になぜそうなったかを確認し、生活するうえで許容できる範囲かを判断します。
内覧会で寸法を把握しておく
内覧会後、引き渡しまで室内が見られない物件もあるので、家具・家電を購入する予定がある場合、 内覧会のときにメジャーを持参し寸法を測りましょう。
中古物件の場合
中古住宅の場合も引き渡し日までに売主または不動産会社立会いのもと、現場の確認をするケースもあります。
約束した修理等は完了しているか、引き継ぐ予定の付帯設備はあるかなど、契約条件に沿った状態であるかをしっかり確認します。
10残金決済
引き渡しと同時に残金決済が行われます。
必要書類と費用を不動産会社に確認しましょう。
残金を住宅ローンでまかなう場合、売主・買主・不動産会社・金融機関担当者・司法書士などが集まり
、ローンの実行、残金決済、登記申請を同時に行います。
残金決済が終了したら鍵を受け取り引き渡しが終了!
夢のマイホームで新生活を楽しんでください!!